- ロードバイクの基本的なメンテナンスがわからない!
- どのメンテナンスをどの程度の頻度で行えばいい?必要な工具は何?予算はどのくらいかかる?
私は、6年間ロードバイク乗ってきて、様々なトラブルを経験してきましたが、
簡単なメンテナンスをしていれば、ほとんど防げていたトラブルばかりでした。
そこでこの記事では、初心者でも簡単に行える、拭き掃除、空気入れ、
チェーン洗浄・注油、ボルトの緩みチェックのやり方を、
頻度や必要な工具を交えて解説します。
この4つのメンテナンスを定期的に行えば、
ほぼトラブル無しで快適にロードバイクに乗ることができます。
しかも、簡単に行えるものばかりですので、初心者にはおすすめですよ!
初心者が行うべきメンテナンスは、拭き掃除、空気入れ、チェーン洗浄・注油、ボルトの緩みチェック
ユーザー個人が、自分で出来ないといけない最低限のメンテナンスは、
車体の拭き掃除、タイヤの空気入れ、チェーン洗浄・注油、各部ボトルの緩みチェックの4つです。
ロードバイクにとって、メンテナンスが重要な3つの理由
お金の節約になる
自転車専門ショップでメンテナンスを行うこともできますが、
それだと、毎回乗るたびにお金がかかってしまいます。
また、乗るたびに自転車専門ショップに行かないといけないので、
時間効率が非常に悪いです。
ロードバイクの不備にいち早く気づける
毎回ロードバイクに乗った後に拭き掃除をすることで、
ロードバイクの不備にいち早く気付くことができます。
もしも、重大な不備を見逃して放置していたら、
最悪、命にかかわる事故になる場合や、
部品の消耗を早め、高額な交換費用がかかることも考えられます。
自分のロードバイクに愛着がわく
自分でロードバイクのメンテナスをすることで、
だんだんとメンテナンスできる幅が広がったり、ロードバイクの知識がついていきます。
そうして、ロードバイクを自分好みにカスタマイズしたりすることで、
自分の愛車だと言う感覚が芽生えてきます。
基本的なメンテナン【頻度高】
ここでは、毎回ロードバイクに乗る前と、乗った後に行うメンテナンスを紹介します。
タイヤの空気入れ
今回は、ロードバイクのバルブに多い【フレンチバルブ】形式で説明します。
- タイヤの側面に記載されている、必要な空気圧を確認します。
- バルブのキャップを外し、バルブの先端部分(バルブコア)を右に回して緩めます。
- バルブコアに対して垂直に空気入れをセットします。
- レバーを持ち上げて、バルブからポンプヘッドがはずれないよう固定します。
- しっかりとベースに足を乗せて、ハンドルを大きく動かして空気を入れます。
- 適正空気圧まで達したらロックを解除して空気入れを外し、バルブコア、キャップを締めます。
必要なもの | 高圧対応空気入れ |
予算 | 4000円前後 |
タイミング | 乗る前 |
頻度 | 毎回 |
車体の拭き掃除
走り終わった後は、100均のセリアで売っている自転車クリーナーなどで、
フレームやバーテープ、サドルなどを拭きしましょう。
特に雨天時は、フレーム下回りが路面からの泥はねで汚れやすいので、
丁寧に拭きましょう。
必要なもの | セリア 自転車クリーナー |
予算 | 110円 |
タイミング | 乗った後 |
頻度 | 毎回 |
基本的なメンテナンス【頻度中】
ここでは、走行距離にもよりますが、2週間~月1回行うメンテナンスを紹介します。
チェーン洗浄・注油
チェーン洗浄機を使用する事で、簡単でキレイにチェーンを洗浄することができます。
- チェーン洗浄機に洗浄液を入れて、ロードバイクのチェーンにセットします。
- ペダルを回してチェーンを洗浄します。
- 洗浄が終わったら、チェーンに注油します。
- 余分な油をウエスなどで拭き取ります。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
→【ロードバイク】初心者でもできるチェーンメンテナンス2つの方法
必要なもの | 洗浄機、洗浄液、潤滑油、ウエス |
予算 | 2000円前後 |
タイミング | 乗る前 |
頻度 | 2週間~月1回、走行距離500キロ、雨天時走行後 |
車体の各部ボルトの緩みチェック
六角レンチを使用して、ハンドル・ステムまわり・シートポスト、
ブレーキ・クイックリリースなどの各部のネジのゆるみを確認します。
また、ビンディングペダルを使用の方は、
ビンディングペダルのクリートも定期的にチェックしましょう。
ゆるみがあれば、適度にしめ込みを行いましょう。
必要なもの | 六角レンチセット |
予算 | 1000円前後 |
タイミング | 乗る前 |
頻度 | 2週間~月1回、走行距離500キロ |
消耗品の交換【頻度低】
ここでは、走行距離にもよりますが、1年に一回行うメンテナンスを紹介します。
しかし、消耗品の交換は初心者にはハードルが高いので、専門のショップで交換をしてもらうことをオススメします。
タイヤ交換
走行距離やスリットサイン、タイヤのキズや割れなどの程度を確認します。
交換時期(距離) | 1年又は3000~5000㎞ |
チェック方法 | スリットサイン、タイヤのヘリやキズ割れなど |
チェーン交換
走行距離や、チェーンチェッカーでチェーンの伸びを確認します。
交換時期(距離) | 1年又は3000~5000㎞ |
チェック方法 | チェーンチェッカー、手で引っ張る |
ブレーキシュー交換
目視で、ブレーキシューの残りを確認します。
交換時期(距離) | 溝残りが1㎜以下になったら |
チェック方法 | 目視 |
バーテープ交換
目視で、バーテープの汚れや破損を確認します。
交換時期(距離) | 汚れや破損がある場合 |
チェック方法 | 目視 |
年に一度は専門のショップでメンテナンスをしてもらう
拭き掃除、空気入れ、チェーン洗浄・注油、ボルトの緩みチェックは初心者でも簡単にできますが、
消耗品の交換には専用工具が必要になります。
また、交換後に調整が必要なため、初心者にはハードルが高いです。
なので、年1回は、専門のショップで消耗品のチェックなど、
メンテナンスをしてもらうことをオススメします。
スポーツバイク専門ショップメンテナンス料金目安【参考 Loop Cycle】
ここでは私の行きつけの、スペシャライズドスポーツバイク専門店【Loop Cycle】で、
レースやイベントの参加前や、年一回行いたいメンテナンスの料金を紹介します。
ライトメンテナンス
定期的な点検や、イベント・ロングライド前のチェックに!
メンテナス名称 | ライトメンテナンス |
価格 | 3,000円(税込) |
メンテナンス内容 | ■フレームの傷チェック ■ネジの締め付けチェック ■ヘッド確認・調整 ■ブレーキ確認・調整 ■シフト確認・調整 |
日数 | 当日 |
備考 |
洗車
スプロケットを分解して泡洗車を行います!普段手の届かない部分もピカピカに!
メンテナス名称 | 洗車 |
価格 | 3,800円(税込) |
メンテナンス内容 | ■フレームの傷チェック・洗浄 ■ドライブパーツ洗浄 ■ホイール洗浄 ■各種注油 |
日数 | 当日~1日 |
備考 |
洗車メンテナンス
調整、洗車を一緒に行いたい方にピッタリ!
長期乗っていなかった車体や雨天の走行後にオススメ。
メンテナス種類 | 洗車メンテナンス |
価格 | 6,800円(税込) |
メンテナンス内容 | ■フレーム傷チェック・クリーニング ■ドライブパーツ・クリーニング ■ホイール振れ取り ■ネジの締め付けチェック |
日数 | 当日~1日 |
備考 |
セミオーバーホール
年に1回程度ドライブ周りを中心にリフレッシュ!
メンテナス種類 | セミオーバーホール |
価格 | 25,000円(税込) |
メンテナンス内容 | ■フレームの傷チェック・洗浄 ■ドライブパーツ分解・洗浄 |
日数 | 1週間~10日 |
備考 |
フルオーバーホール
1~2年に1回のフルメンテナンス。
新車の乗り心地がよみがえります。
メンテナス種類 | フルオーバーホール |
価格 | 38,000円(税込) |
メンテナンス内容 | ■フレームの傷チェック・洗浄 ■ドライブパーツ分解・洗浄 |
日数 | 1週間~10日 |
備考 |
まとめ
ユーザー個人が、自分で出来ないといけない最低限のメンテナンスは、
車体の拭き掃除、タイヤの空気入れ、チェーン洗浄・注油、各部ボトルの緩みチェックの4つです。
普段からマメにメンテナスしておかないと、不具合があっても気づかず取り返しのつかないトラブルになることも。
快適に長く乗り続けるためにメンテナンスしましょう。
こちらの記事では、メンテナンス以外にも、ロードバイクに必要なアイテムの紹介をしています。
ぜひ参考にしてみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。