室内トレーニングで使用している普通の扇風機では暑いので新しいのが欲しい
ローラー台トレーニングの一番の問題点は暑さと汗。そんな不快な暑さと汗を軽減したい
悪天候や冬場でもロードバイクに乗りたいので、ローラー台の導入を検討しているが、
外の走行と違って風がないため、体が冷えず、尋常じゃない大量の汗で不快な思いをしたくないので、
ローラー台の購入をためらってしまうケースが非常に多いです。
そこでこの記事では、ローラー台トレーニングにおすすめな扇風機を紹介します。
また、工業用扇風機、サーキュレーターどちらがいいのかも解説します。
この記事を読めば、ローラー台トレーニングの、不快な暑さや汗を軽減できるので、
嫌いだったローラー台トレーニングを行うハードルが下がり、
悪天候や冬場でも毎日ロードバイクに乗れるようになりますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
ローラー台トレーニングにおすすめの工業用扇風機は予算1万円で十分!
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ローラー台トレーニングは、悪天候や季節を問わず、毎日ロードバイクで楽しく運動できるのが最高です。
しかし、外で走っているのと違い、風を受けて身体を冷やすことができないので、
扇風機がないと、暑くてとてもじゃないけどやってられません。
また、大量にかいた汗が、床やフレームに垂れてしまい、
床に水たまりができたり、ひどい場合には愛車のサビの原因にもなってしまいます。
そこで、扇風機を使うと汗を乾かすこともできるし、体を冷やすこともできます。
おすすめは、床置きタイプの工業用扇風機です。
私は、夏場はもちろん、冬場でも工業用扇風機を使って身体を冷やしながらローラーを回しています。
工業用扇風機の補助的役割でのサーキュレーターの使用はあり!
工業用扇風機だけでも、風は体の全体的に届くので、前面の汗を乾かすことができますが、
贅沢を言うと、背中の汗も抑えたいですよね。
そこで、おすすめなのが工業用扇風機の補助としてサーキュレーターを使用することです。
サーキュレーターは、風の範囲は狭いですが、推進力は抜群なので、
うまく体に当てればかなり涼しいです。
また、サーキュレーターは、リモコン操作が可能なので、
状況に応じて細かく風量を操作できるのも嬉しいポイントです。
工業用扇風機の風力は十分で、カバー範囲もそこそこあり
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工業用扇風機の風量は、家庭用扇風機と比べると圧倒的で、強にすると台風のような強風を感じられますが、
それだと、部屋の物がいろいろと吹き飛ぶレベルなので、注意が必要です。
また、風量に比例して騒音や振動が大きくなるため、
私は、アパートで使用する関係上、風量は3段階中1段目の 弱で使ってます。
それでも、風量は家庭用扇風機よりも断然強いので十分ですし、
風の範囲も広く、全体的に風が届くので、手や腕、
額といった細かい部分の汗をしっかりとカバーすることができます。
工業用扇風機では、背中側をカバーできない
人間の性質上、汗は全身からかきますよね?
いくら工業用扇風機の風の範囲が広いといっても、前面だけしかカバー出来ません。
それだと背中の汗がカバーできないので、長い時間ローラー台トレーニングを行うと、
背中からの汗が、床やフレームに垂れてしまうことも。
そこで、背中用にサーキュレーターがあれば最強です。
サーキュレーターの風の範囲は狭いですが、背中からの汗を十分カバーすることはできます。
工業用扇風機(工業扇、工場扇)とは
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工業用扇風機工とは、別名工業扇、工場扇と呼ばれており、
工場の作業現場や、屋外に設置するタイプの大型扇風機のことを指します。
工業用扇風機は、家庭向けの扇風機よりも大きなファンとモーターを搭載し、
広い範囲を強力に送風できるのが特徴です。
普通の扇風機とどこが違うの?
工業用扇風機は、工場のような広い空間での使用に向いていて、
家庭用扇風機と比べると、強力な風量や、送風範囲の広さが魅力です。
また、工業用扇風機といっても様々な種類があり、
種類ごとに特徴が異なるのも、家庭用扇風機との違の一つとなっています。
工業用扇風機(工業扇、工場扇)の種類
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工業用扇風機は、タイプごとに特徴がことなります。
ここでは、各種類のメリットとデメリットを紹介していきます。
スタンドタイプ
スタンドタイプは、一般的な扇風機に三脚やスタンドがついたもので、
高さを調節できるので、広い範囲に風を送れることが最大のメリットとなります。
しかし、デメリットとしては、設置場所に十分なスペースが必要なことが挙げられます。
スタンドタイプは、三脚部分で本体を支えていますので、
十分に三脚を広げることが出来ないスペースでは使用できないからです。
また、スタンドタイプは本体重量があり、大きさもそれなりにあるため、
移動がさせるのが大変な点も、他のタイプと比べてデメリットとして挙げられます。
床置きタイプ
床置きタイプは、床に直置きして使うタイプの工業用扇風機で、
電源があればどこでも使用可能なところと、持ち運びしやすく移動が簡単なところが最大のメリットとなっています。
また、低い位置に風を送れるため、足元や低い位置に風を送りたい場合にも向いており、
他のタイプと比べて工夫しだいで用途の幅が広がるのも床置きタイプの魅力です。
しかし、デメリットとしては、床に置いて使用するので、
高い位置への送風がおこないづらい点が挙げられます。
製品によっては、高さ調節機能が搭載されている物もありますが、
それでもスタンドタイプのような高い位置への送風には不向きです。
壁掛タイプ
壁掛けタイプはあらかじめ壁に取り付けて、固定したまま使うタイプの工業用扇風機です。
壁掛けタイプは、他のタイプの工業用扇風機と比べて、安全面で優れていることが最大のメリットで、
床に置かないため、小さな子どもやペットが触れることで起こりうる、事故のリスクを限りなく少なくすることができます。
しかし、デメリットは、壁に取り付けるため、設置時に工具が必要で、
簡単に使用することが難しい点です。
また、壁に固定して使用しますので、設置場所をよく考えないと、
思った場所に風を送ることができない、という失敗をしてしまうこともデメリットの一つとなっています。
工業用扇風機の能力:風速と風量
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工業用用扇風機は、広い空間での使用が一般的なため、
風力が強く、かつ広範囲に風を送るモデルを選ぶと良いでしょう。
しかし、工業扇風機は家庭用モデルの扇風機とくらべて出力が高いため、稼働音が大きくなりがちです。
長時間使用する場合や、静かな環境での使用する場合は、静音モデルや低騒音モデルを導入することをおすすめします。
工業用扇風機を選ぶ際の重要なポイントを、まとめましたので、参考にしてみてください。
羽の種類
工業用扇風機の羽には、プラスチック製とアルミ製のものがあり、
素材によって色が違います。
工場で使う場合、プラスチック製のオレンジの羽は目立つので、
リフトなどでぶつからないというメリットがあり、
一方で、アルミ製の羽は、蒸気や油煙の多い環境での使用に適しています。
しかしながら、家庭で使う場合にはどちらでも問題ないので、
部屋に置いて、違和感のないものを使用すれば良いかと思います。
羽の枚数
工業用扇風機には3枚羽、4枚羽のものがあり、
羽の枚数が少ないほうが、1枚の羽から生み出される風の塊が大きくなり、遠くまで届くというメリットがあります。
しかし、風切り音が大きくなり、肌当たりが強く感じるというデメリットがあります。
一方で、4枚羽のメリットは、1枚の羽から生み出される風の塊は小さくなるため、
風の塊がやってくる間隔が狭くなり、柔らかい風に感じられます。
しかし、3枚羽に比べると風の届く距離は短くなるというデメリットがあります。
しかしながら、ローラーで使う分にはそんなに遠くに扇風機を置くことはないと思うので、4枚羽でも全く問題なく使用できます。
モーターの違い
最近では、家庭用の扇風機にも、ACモーターやDCモーター搭載と表記されるようになりましたが、
この二つのモーター違いは、はおもに直流か交流かの違いです。
ACモーターは構造が比較的単純で、製造コストが低く、入手しやすいのが特徴で、
家庭用の扇風機や、さまざまな家電製品でACモーターが使用されています。
また、ACモーターの扇風機は、風量の調節がかんたんかつ操作性が高いため、
手軽に扇風機を使いたい場面で好まれて使用されています。
しかし、ACモーター扇風機のデメリットとして、風量の細かな調節が難しい点や、
運転音が大きい点が問題となっていて、寝室で静かな環境を求める場合や、
風の細かなコントロールが必要な場合には不向きです。
逆に、DCモーターは回転数を綿密に制御できるため、使用状況に合わせて細かく風量を調整できます。
また、DCモーターは一般的に、運転時に静音なので、夜間や静かな環境で使用しても騒音が少なく、
特に寝室やオフィスでの使用に適しています。
工業用扇風機の騒音や振動
工業用用扇風機を選ぶ際に大切なポイントは、稼働音の小ささです。
工業用用扇風機は家庭用モデルの扇風機とくらべて出力が高いため、稼働音が大きくなりがちです。
長時間使用する場合や、静かな環境での使用する場合は、静音モデルや低騒音モデルを導入することをおすすめします。
例えば、ACモーターは稼働音が大きく、とくに家庭用として使用する場合は、
扇風機の音が気になり不快に感じることもあります。
そこで、稼働音の観点から見ると、家庭用として購入する場合や稼働音を制限する必要がある現場では、
DCモーターを採用したモデルの購入をオススメします。
工業用扇風機扇のデメリットは?
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工業用扇風機といっても様々な種類があり、種類ごとに特徴が異なります。
それぞれに、メリット・デメリットがあるので、よく確認しましょう。
設置スペースの確認
工業用扇風機の設置には、一定のスペースが必要です。
特に、スタンドタイプだと、その大きさから三脚が大きくなり、
設置場所に広めのスペースを確保することが必要になります。
また、床置きタイプは移動が簡単ですし、壁掛けタイプはスペースを節約できるといったように、
用途によって使い勝手が異なりますので、使用する場所や設置スペースに合わせて適切なタイプを選びましょう。
消費電力・電気代
工業用扇風機は家庭用モデルの扇風機とくらべて出力が高いため、消費電力が大きくなり、電気代も多くかかります。
また、ACモーターとDCモーターの違いでも、消費電力が変わります。
ACモーターの扇風機は、DCモーターと比べて電気代が高くなる傾向にあり、
一方、DCモーター扇風機は、電気代がACモーターモデルの扇風機よりも抑えられます。
維持費の観点から見ても、DCモーターを採用した扇風機は人気です。
本体の価格の高さ
工業用扇風機は家庭用モデルの扇風機とくらべて出力が高く、大型のため、本体の価格も高めです。
また、ACモーターとDCモーターの違いでも、本体価格に差があらわれます。
ACモーターを採用している扇風機は、構造がシンプルなため、
販売価格が安めですが、DCモーター採用の扇風機は、
内部構造が複雑化するため、本体価格が高くなります。
工業用扇風機の補助的役割でサーキュレータも意外と使える
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サーキュレーターは、工業用扇風機と比べると風力・範囲ともに数段劣るものの、
工業用扇風機と比べるとコンパクトなため、スペース的に工業用扇風機が設置できないという方にはおすすめです。
しかし、その場合は、複数台の設置が必要になり、扇風機としては価格が高いため、
設置費用が割高になってしまうことも。
そこで、サーキュレーターのおすすめの運用方法は、工業用扇風機の補助として使用することです。
工業用扇風機があれば、体の前面をカバーすることは可能ですが、体の裏面まではカバーすることができないので、
サーキュレーターを工業用扇風機の反対側に設置することで、体の裏側をカバーすることができ、
ローラー台トレーニングを快適に行うことができるようになります。
ちなみに、サーキュレーターは、18畳用がおすすめです。
5段階で風量調整が可能なので、ローラー台トレーニングでは3~4で使用していますが、
普段使いだと1~2で十分で、その場合かなり静かなので、夏場の就寝時にも使用できます。
【いちいち降りるの面倒くさい】工業用扇風機リモコン操作できない問題
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工業用扇風機は、最弱の力で動かしても、家庭用扇風機の最強を遥かに上回る風力があるので、
ローラー台トレーシングでかいた汗を、床やフレームに落ちる前に乾かすことが可能です。
しかし、一つ難点を上げるとすれば、リモコンが付いていないので、
手元で操作ができず、わざわざロードバイクから降りてスイッチを操作する必要があります。
そんな時に便利なのが、まごの手スイッチです。
孫の手スイッチで工業用扇風機を手元で操作
別売りではありますが、孫の手スイッチがあると、手の届くところにコードを延長してON/OFFできるようになります。
ちなみにON/OFFは制御できますが風力の調整は出来ません。
しかし、これでロードバイクから降りなくても工業用扇風機を操作できるようになるので、
寒い季節の、体が温まる前のアップ時に扇風機を止めたいときや、
軽めのメニュー中に、暑くなって扇風機を付けたいときなどに手元で操作できるので便利です。
Zwift対応扇風機、キッカーヘッドウィンド
WAHOO キッカー ヘッドウインドは、スマートローラーのKICKRシリーズとの連携が可能なスマートファンです。
キッカーヘッドウィンドの最大の魅力は、スピードと心拍数の上昇に応じて、
ファンのスピードも自動で上昇するので、外の走行のようなリアルな感覚を体感できること。
また、工業用扇風機よりもコンパクトで風も強いので、厳しいトレーニングを快適に行うことができます。
しかし、問題は45,100円という価格設定で、正直言って高いと感じるサイクリストは多いと思います。
そこで、お金に余裕がある方限定にはなりますが、実は、キッカーシリーズには、
屋内勾配シミュレーターのキッカークライムというものもあり、導入すれば、
物理的な傾斜を加えることができようになり、真に没入感のあるライド体験をすることができます。
さらに、ヘッドウィンドをプラスすれば、さらに高い実走感にもつながりますので、
現状では、最強のローラー台トレーニング環境を整えることができます。
【アパートで使用できる静さ】スマートローラー台 キッカーコア
WAHOOキッカーコアは、Zwift(ズイフト〉などで勾配の変化に合わせて前輪が上下する「クライム」と,
心拍数やスピードに合わせて風力が変わる扇風機「ヘッドウィンド」に対応しているスマートローラー台です。
スマートローラーは、後輪を外して使用するダイレクトドライブ式なので、
タイヤ・ホイールの消耗と、ホイールの振動による騒音を抑えられ、マンション等で音を気にされる方におすすめのローラー台となっています。
また、自動負荷モデルで、高精度なパワーメーターを内蔵でZwift(ズイフト〉等の様々なトレーニングアプリに対応しているので、
臨場感溢れるトレーニングが行えるので、屋内でも飽きずに練習できます。
【番外編】ローラー台トレーニング用人力扇風機はある?
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ローラー台トレーニングは、体を冷やしたり、汗を乾かすために、扇風機を回しながら自転車をこぐのですが、
周りから見たら、エネルギーの無駄遣い感が凄いと思われている可能性が高いですよね。
ただでさえ、最近の物価高や電気代の高騰で、少しでも電気代を節約したいと考える方も多いかと思います。
そこで、ローラー台トレーニング用人力扇風機はあるのか調べてみた所、既製品で販売している物はありませんでした。
しかし、ほかのブログですが、ローラー台トレーニング用人力扇風機を作成して使ってみた方がいらっしゃいました。
具体的には、3本ローラーの使われていない溝に、扇風機へ動力を伝えるためのゴムベルトを掛け、
扇風機側はアルミ製のプーリーでそれを受け、L字型の直交ギヤボックスで動力を扇風機の軸に伝えて、
羽などの駆動部を支える部分はアルミフレームを使って組み立て、肝心の羽は業務用扇風機の替え羽を使用して作成していました。
動画で見れたり、細かく検証されていて、実際には、市販の扇風機よりも強力な風力を生み出せて、
車速に合わせて風量が変化することもでき、電気を使わないで人力で動くなど、
まさに、今の時代にぴったりなクリーンエネルギーで、SDGsな出来でした。
ただし、製作者さんもおっしゃっていたのですが、作ってみたものはいいものの、騒音の関係で使うのが難しいそうです。
3本ローラー自体がうるさいのに、さらに、羽の駆動音だけでもかなり騒音が増してしまうそうです。
自己責任にはなりますが、自作出来る技術があって、
騒音や振動が気にならない環境であれは、作ってみても面白いのではないかと思います。
まとめ
ローラー台トレーニングにおすすめな扇風機を紹介しました。
結論としては、床置きタイプの工業用扇風機一択なのですが、
サーキュレーターを工業用扇風機の補助として使用することで、
ローラー台トレーニングを、さらに快適に行うことができるようになります。
工業用扇風機やサーキュレーターを使用すれば、ローラー台トレーニングの不快な暑さや汗を軽減でき、
嫌いだったローラー台トレーニングを行うハードルが下がりますので、
悪天候や冬場でも毎日ロードバイクに乗って、快適なローラー台ライフを楽しみましょう!
こちらの記事では、アパート向けの静かなローラー台を紹介しています。
気になった方はぜひご覧ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。





